オーロラ材について〜永大の家造り
木材の強度は樹種やその木材の育つ環境によって異なります。私たちがフィンランド、特に北緯62度~64度の範囲にこだわる理由は、その気候にあります。この地域では、住宅用構造材に適した「年輪が密で節の小さい木」が育ち、またエリアを限定することでよりバラつきの少ない材料を得ることが可能になります。
「集成材」は、いくつかの層を張り合わせて作られます。これは、無垢材に比べて木材特有の曲がり、反りなどを減少させるため。
ただし、1層1層がバラバラな強度を持つ木材では、安定した集成材をつくることができません。
高強度・高品質な原木を厳選して集成材を作ることがとても大事な事なのです。
オーロラ材の主な原木調達地域は、フィンランドで最も森の多い、中央フィンランド、南北サヴォ地方で北緯62~64度の範囲に位置しています。
原木は工場からおおむね半径100km以下の圏内から購入されます。その他に、カイヌー、オストロボイスニア地方からも原木を購入しています。
これらの地方の豊富な森林資源が、将来的な需要拡大に対応する十分な供給を保証します。
01.厳しい北欧の気候の下で育つオーロラ材の原木。フィンランドの森林資源は1970年に比べると25%以上も増加していて、現在フィンランドの森には、約20億m3の木が育っています。
02.原木を加工するケイテレ・エンジニアード・ウッド社の工場。高い技術力を持ち、地元周辺地域にしっかりと根付いた定評のある会社です。
03.原木調達エリア付近にある湖(ケイテレ湖)。フィンランド国内でも湖の多いこの地域から調達する原木は、節は小さく強度・弾力に優れています。
04.加工されたオーロラ材は日本農林規格に適合しています。
05.ケイテレ・エンジニアード・ウッド社の熟練されたスタッフと、効率の良い設備機器により、オーロラ材加工の品質・安定化を一貫して行っています。
(左)フィンランドの認定機関FINASによるケイテレフォレストグループのマネージメントシステム認定書。
(中央)JASと提携しているノルウェーの木材品質管理機関(Treteknisk)による認定書。
(右)オーロラ材は、安心のF☆☆☆☆(Fフォースター)。F☆☆☆☆(Fフォースター)は、ホルムアルデヒド等級の最上位規格をクリアしています。