地盤改良
地盤改良工事(杭工事)の種類
土地に建物を建築する場合、まずはその土地を知る事が重要です。
たとえ軟弱地盤であったとしても、その土地の性質を知り、適切な対策を取る事で安心して暮らせる強固な建物を造る事が出来ます。
当社では全物件においてスウェーデン式サウンディング試験を実施し、地盤改良工事の有無、工法を決定しています。
一般的な地盤改良工事は大きく分けて3種類ございます。
● 土地の表面地盤を改良する「表層改良工法」
● 建物下の地盤を柱状に改良し、建物の荷重を摩擦力で支える「柱状改良工法」
● 支柱に鋼管杭を打ち込み、支持層へ建物の荷重を伝える「鋼管杭工法」
表層改良工法
セメント系固化材を軟弱地盤に散布し、現状地盤の土と混合、攪拌、転圧を行い板上の強固な層を造る工法。
軟弱層が設計GLマイナス2メートル以浅に分布している場合に適用。
現状地盤を改良する為、発生土が少ない。
柱状改良工法
軟弱地盤の土にセメントミルクを注入、攪拌して地中に柱状の改良杭を作る工法。支持層が深い場合などに摩擦杭として使用。
工期は通常1日~ 2日程度。
低騒音、低振動で工事が可能。
鋼管杭改良工法
一般的に20m程度までは施工可能。
地中に鋼管杭を打ち込み、建物荷重を杭先端で支持する。
杭先端にプロペラ状の羽を付け、先端支持力を大きくする方法もある。